トラウマ体験や精神的ストレスによる後遺症

トラウマ体験や継続または積み重なる精神的ストレスは、その最中はもちろんそれらがなくなった後も心身に影響を残すように思います。それは、体の怪我とちがって目に見えず、また、それらの出来事は過ぎ去っているため人からの理解は得られません。また、どの症状もその人は本来持っていただろう可能性や自由度を狭めてしまうものであり、後遺症は辛く理不尽さ悔しさを感じさせます。

集中力、記憶力の低下がおきます。何かを読んだり聞いても理解しにくかったり記憶に残らなかったり、、健康な場合の何倍もの労力がかかります。世間的に良い大学に通ったというだけで、苦労せずに記憶できる、普通の人と違って努力しなくていいんだねなどと言われますがそんなことは全くないのです。学問に限らず経験したことが記憶にほとんど残らない悲しみを抱え、その中でできる工夫と努力をして成り立っています。

検査をしてもどこにも異常がない、原因不明の疲れやすさ、息苦しさ、体の痛み、ブレインフォグといった体にも症状が残ります。何も知らない周囲の人は、とにかくその人の性質や努力不足、例えば痩せているからとか、目に見えることやその人自身に原因を帰属したがります。具体的にどんなことがあったのか知らなかったとしても、精神的に辛い出来事から身体に症状が出るということや本人に原因がないことでそうなる可能性もあるのだということを想像できない人も多いのです。

または、これらの不調は目に見えないため、若いというだけで、年上の人から若いからどこにも不調がないでしょ、年取るとこうなるんだよ、と嫌な感じで言われますが、そういう配慮のないことを言う人のほうがよっぽど心身が元気であり、やっぱり想像力やそこまで辛い経験がないんだなと思います。

人と関わるのが怖い社交不安障害や、うつ病などの精神疾患も生じます。
人と関わることが全てではないとは思いますが、社会で生活していく上で社交不安障害は大きな苦しみとなります。また、数少ない理解し合える人と知り合う機会も失われます。何も知らない人からは、考え方が悪いからだ、ここを直した方が良い、ちゃんと食べているか、弱い人がなるもの、といらないアドバイスをもらうこともありますが、実際苦しんでいる人はその程度の努力はすでにしており、というかそもそもそれが原因ではなく、数々のトラウマ経験やつらい経験が根底にあるもので、そんな何も知らない人言うような表面的なことで治るものではないのです。

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